2023年 01月 01日
岡山県加賀郡吉備中央町吉川の藤田地区の地名について以下に伝わります。
【藤田】
又藤の花咲き盛りたるをご覧じ給い。御容色、衣類より其辺り一面に藤色になりし処、後世田となして藤田と言えり。
かつて藤の花が咲き乱れ、衣類よりも一面が藤色になっている処が、後世に田となり藤田と呼ばれるようになったと言われています。現在は藤棚などもなく、山藤が部分的に散見されるにとどまります。
江戸時代までは藤田村と呼ばれていたことからもわかりますが、藤田という名は地区の総称として用いられてきましたが、小字の地名としても残っております。小字・藤田の番地は以下の通りとなります。
【小字・藤田】
吉川二六二九
吉川二六三〇
吉川二七三三
吉川二九七一
吉川二九七二
吉川二九七三
吉川二九七四
<<参考>>
書名:吉川誌 出版:田中一雄
by tokuzaemon2484
| 2023-01-01 00:00
| 難波一族と吉川
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